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2009年01月23日

覇権国家

アメリカの衰退と次の覇権を握る国家についていろいろ言われます。中国であったりEUであったり、ロシアであったり。

だいぶ前に何かで「覇権を握る国家の条件」というのを見たことがあります。それを読んで「なるほど」と納得しました。

覇権を握る国家の条件というのは経済力、軍事力、人口といったものではなく、「人類にとって新しい試みに挑んでいる国家・集団である」といったもので、今現在アメリカが覇権を握る国家として君臨していますが、それはアメリカが多民族国家としてあらゆる人種を飲み込んで国家を運営していく世界政府への実験国家という、将来世界が人類の進歩のために経験しなければならないことを挑戦しているからこそ、覇権国家として存在しているといった内容でした。

で勝手な予想ですが、となると、次に覇権を握るであろう国家・集団は、中国やロシアなどではなく、前記と同様に「将来世界が人類の進歩のために経験しなければならないことを挑戦している」国家・集団となると、「多民族国家から世界政府へ」というアプローチと違う角度「複数国家の統合から世界政府へ」に挑戦しているEUではなかろうかと私は思っています。ただ、これはアメリカが今まで成し得てきたこととまた違った大きな難しさがあるだろうと思いますので、「もしEUがうまくいき、拡大を続けていけるなら」という前提で、成功すれば恐らくEUが再度世界の中心となり「パックス・ユーロピアーナ」となるのではないかと思ったり思わなかったりw

でいろいろネット上で調べてるとこんなのがありました。

1. その時代が要求する先端技術のパラダイムで主導権を握った国が、覇権国家となる。
2. 先端産業の担い手を迫害する国は権力を弱め、彼らが移住した国は権力を強める。
3. 古い技術から新しい技術へとパラダイムが変化する時、古いパラダイムで成功した国は、変化に乗り遅れやすくなる。

なるほど。。国家も会社もおんなじだな。


投稿者 hide : 2009年01月23日 01:02