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老化現象 |
設計上の配慮 |
身
体
機
能
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全体的に虚弱である |
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身体寸法が相対的に小さくなっている |
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転びやすく、骨折しやすい |
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足腰が弱っている。歩幅が狭くなる。足を上げる力が衰えてくる |
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上肢・指先の力が衰えてくる |
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敏捷性が乏しくなってくる |
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持久力がない |
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骨格、筋力が低下する |
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歯も弱くなり消化機能が落ちる |
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安全への配慮 |
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納まり寸法の再検討(棚、スイッチ、台所など)、動作上の必要寸法の再検討 |
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段差の除去。滑りにくい床 |
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階段の踏み面、蹴上げの寸法 |
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水栓、スイッチ、把手の形状 |
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軽い力で水栓類の操作ができる< |
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感
覚
機
能
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視力が弱っているので明るさが必要。しかしまぶしさは苦手である。 |
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視力が衰えてくる。特に高温がにがて |
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嗅覚が衰えてくる |
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温冷熱の感覚がにぶくなる |
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触覚が衰えてくる |
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照度の確保。住宅室内の明るさの均一性 |
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照明方法の工夫 |
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空間認識しやすい色彩計画 |
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住宅の遮音性能の向上 |
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玄関ベル音を大きくする |
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電話の音を大きくする |
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ガス漏れ、換気への配慮 |
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床暖房をはじめとする暖房計画 |
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室温の均一化 |
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生
理
機
能 |
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中枢神経が衰え、睡眠時間が概しく短く、目を覚ましやすくなる |
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排泄回数が多い |
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生理機能は総合的に低下する |
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寝室の防音性能、遮光性能の向上 |
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寝室と便所を近くに配置 |
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冷暖房、換気、日照、通風への配慮 |
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心
理
特
性 |
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過去への愛着が強い |
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新しいものへの適応に時間がかかる。たとえば生活様式を変えることや、住み替えなかなか難しい |
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思考の柔軟性がなくなってくる |
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感情のコントロールがしにくくなる |
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興味が身近なものに限られてくる |
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飾り棚などへの配慮 |
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改造時に思い出になる材料、品物をうまく建築に組み込む |
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生
活
構
造 |
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余暇時間が多く、住宅内滞在時間が長い |
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過去とのつながりを大切にする |
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近隣交流が拡大しにくい |
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換気、日照 |
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接客への配慮 |
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屋外へ出やすい住宅構造の確保 |
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