11月 24 2014
Turbo Pascalとか【再投稿】
もう25年位前にTurboPascalというコンパイラがありました。後にDelphiと変わっていくコンパイラです。
その頃のみんなはBasicの次にマシン語、その後、高級言語(Cとか)を触り始めるのですが、Cとかだと、(その頃はMSCだったと思う。)すごくコンパイルが遅いんですよ。基本的にHDDなんて高くて手が届かない時代で、FDDでやってたんですが、コンパイルになると、カツン、ガチャガチャ、カツンカツンってFDにアクセスばっかしですごく遅かったんですね。プログラムをちょっと書いて、コンパイルするにもひどく時間掛かってました。
そんなときに出てきたのが、TurboPascal。購入したときは多分 Ver3.0 ぐらいじゃないかなーとか思ってたのですが、いまぐぐると、見覚えがある画面は Ver1.0らしい。。。
コンパイルがね、画期的に早いんですよ。FDへのアクセスが皆無。メモリ上で、だららららーーってすぐ終わるのがすごくて。もうPascalばっかしやってました。
職場の上司の人は、「Pascalなんて勉強してなんになるんだよ。普通Cだろ。」とか言ってくるのですが、「いやいやいや普通じゃいやですから」でPascalを勉強してました。
作法に厳しい言語で、今のPHPみたいにいきなり変数を使うことなんてできなくて、プロシージャのはじめに、
var x,y : integer ;
count : integer ;
message : string[80];
みたいな感じで変数宣言をしないといけないのですが、これがすごく邪魔くさい反面、変数間違いとかのバグが大幅に減ったりしてすごくいいです。
その後、Pascalを設計したのがニクラウス・ヴィルトという人だった影響もあって、その人の次の設計言語、Modula-2っていう言語を勉強したのですが、これは。。。うー。なにが気にいらなかったって、大文字だったんですよ。コードが。例えば、
Pascalだと。
procedure test1;
var x,y : integer ;
count : integer ;
message : string[80];
begin
writeLn(‘Hello, world!’);
end.
っていうかんじのプログラムが
MODULE test1;
FROM InOut IMPORT WriteLn,WriteString;
BEGIN
WriteString(‘Hello, world!’);
WriteLn
END sample.
こんな感じになります。美しくない。。。Pascalの美しさがなくなってしまっている。。。。。
そんな感じでやめました。そのままPascalをつかってて、そのうち後継の統合開発環境として、Delphiが発表されます。このころはもう仕事がその方向じゃなかったので全然触ってなくてわからなくなってしまいました。
でも初期のTurboPascalはすごい思い出深いです。